せきらら留学生活日記

留学先・フランスでの様子と夢の美大生ライフを綴ります。

【速報】DALF C1&C2の試験終了!(in Strasbourg)

Salut !!

お久しぶりです!ブログに浮上できなかった理由はまさにタイトル通りです。

でも今日終わりました!!

franceetmoi.hatenablog.com

この記事を書いてからもう4ヶ月が経ったんですね、、、時間の流れとは本当に早いです。 

 

今回ですね、初めてDALF C1とC2を受けてみたという内容を書こうと思います。実は当初、上のブログにも記述している通り体力を考慮してC2という世界に通用するフランス語技能試験のトップクラスだけを受けようと思っていたのですが、、、ものは試しということで結局W受験しました。正直な話、試験当日までずっとこなせるかわからなくてハラハラしてました笑

ですが、案外いけました!

まあものすごいハードスケジュールでしたが、、、結果、受けてよかったなと思いました。

 

スケジュールについて

W受験ということもあり、単発の人より一日多いスケジュールとなりました。

6/13 DALF C1・・・production orale(会話

                                 1h30

 

6/14 DALF C2・・・compréhension de l'oral et production orale(聴解会話

                                 2h30

 

6/15 DALF C1・・・compréhension de l'oral, compréhension des écrits et production écrite(聴解読解論述

                                 4h

        DALF C2・・・compréhension des écrits et production écrites(読解論述

                                 3h30

 

いやあ、大変だったwww

終わって家帰って何したかって発狂しました😇

何が一番辛かったって、試験の中でも一番長い時間拘束されるものが同日だったってことですかね、、、朝9時から18時まで拘束されてました。頑張ったよ私、うん。

 

 

このブログを読んでいる方でこれからDALFを受けようとしているみなさま、著者である私、ほとんど対策なしで受けたため、合格への秘策とか、何もございません、、、期待させてしまいすみません。

ただ、ぶっつけ本番で受けて見て気がついたこと、注意したほうがいいこと、どうやって時間を稼ぐかについて書いていこうと思います。

あともう一点、まだ結果が出てないので自己流でうまくいったかどうかいいかもわかりません!結果は近日発表らしいのでそれはまた後日にお伝えします、、、ドキドキ。

 

DALF C1とC2について

まず、上にも色付きで表記していますが、DALFはフランス語力を4技能から測ります。C1とC2の違いはそもそも何かと言うと、その4技能の分け方です。

C1・・・聴解(25)、会話(25)、読解(25)、論述(25)

C2・・・聴解会話(50)、読解論述(50)

※(  )で書いている数字は点数です。

 

このように点数配分が違うため、問題のパート分けもC1が4つ、C2が2つとなっています。

あとですね、DALFには一個鬼ルールがありまして、C1の場合、1つのパートが5点以下だった場合、たとえ合格基準点である50点を超えていても不合格になるというものです。(C2なら10点)

こう見ると、C2の方が楽だと思いますよね・・・?

そう簡単には行きませんよ〜!個人的に鬼門だと思うのは、読解と記述の問題です。

なぜならですね、C2は3時間半で3つの記事を読んだ上で、記者などになりきって最低でも700字の記事を書かなければならないのです。

 

というわけでね、、、両者共々メリットデメリットがあります。

だからまあ、お好きな方をお選びください。私みたいに2つ受験してもいいんですよ😇

 

受験料の話をしますと、フランスで受ける場合は地域によって金額が異なります。この理由は諸説あるみたいで、、、安いところは結果が遅いとか。かといって高いところが早いというわけでもありません。相場は100〜200€くらいなので、私個人から言えるアドバイスとしては、近場で受ける方がいいと思います。結局交通費、前泊費を含めて考えると同じ金額だと思うので。

日本の受験費は一律ですのでご安心を。詳しくはホームページに色々載ってます

www.delfdalf.jp

この試験は年齢によってちょっと試験内容が違ったりと色々あるので、ぜひ公式ページを見てください。

今話している内容は全て、大学生以上の方が対象です。

 

 

とりあえず解答を埋める!字数制限を守る!

さて、、、ここから先はまともに受験勉強をしなかった方の当日裏技編です。

勉強した方は回れ右してください!こんなの見ちゃダメですよ!

見出しの通りですが、とにかく埋めてください。dalfの場合一問一答形式ではないので、部分点がもらえる可能性が高いです。適当に書いた答えがラッキーパンチだったりします。何が起こるかわからないので、埋めましょう。

字数制限に関してです。先にも述べたように、C1の論述は一つ目の問いが200〜240字、エッセイを書く問題が最低250字。C2の論述は最低700字です。

書きまくってください。以上。

C2の場合、3時間半のうちに論述読んでから書くなんて無謀だなんて思う方たくさんいると思いますが、ぶっつけ本番で挑んだ私はなんとか成し遂げました。コツはですね、論述を深く読まないことです。提示してある論述は、後々自分が書く記事の手ががり程度です。内容を理解したところでかけるといったら違います。むしろ大きなタイムロスにつながります。文章をなんとなく理解したら、ちゃっちゃと書き始めちゃってください。

 

鉛筆で下書きからのボールペンで本書き

これも論述対策です。

ちゃっちゃと書き始める前に気をつけたいのが、ボールペンで解答しなければならないということです。C2の場合、ただでさえ字数が多いのに下書きして書き写してなんて時間がもったいないです。ならやることは一つ。答案用紙に鉛筆で下書きして、最低終了1時間前にボールペンで下書きの上から本書きをする。

これがベストかと。ある程度書く内容を大雑把に順序立てたら、あとはもう書くだけなので、やって見てください。このやり方でちゃんと見直しも終えられます。ただいつ700字に到達したかわからないと不安になると思うので、必ず段落が変わる前に、その段落の字数をカウントするといいと思います。

 

見直しを忘れずに

当たり前のことです。当たり前のことなんですが、これ、本当にやってください。

試験中の私の失敗談を反面教師にしてください。

C1の筆記試験終了30分前、全て終わってぼーっとしていたのですが先生から衝撃の一言。

「論述問題は二つとも自分で字数をカウントして記入してください」

それを聞いた瞬間、、、ふたつ?と頭を傾げてしまいました。最初は聞き間違えかと思ったのです。それで改めて論述の解答用紙を確認したら記入用紙の間に問題用紙がもう一枚あったのです!!一緒にホッチキスで止められていて全く気がつかなかった私。250字を30分でなんとか書き終えました、、、

ダメですよこんなことしちゃ!!🙅🙅🙅

 

 

以上がぶっつけ本番でテストに挑もうと思っている人向けの対策です()

どうぞ笑ってください〜〜〜😂

 

 

 

さて、結果はともあれこの受験で実は少しばかし手応えを感じました。

これはもう9ヶ月の留学生活を経て得られた手応えだと思います。

なのでぜひフランス留学に1年間行く方、最後にDALFを受けてみてはどうでしょうか。C2合格なんて夢のまた夢だわなんて1年前思っていた私が、少し希望を持って試験を終えることができました。多分やってみなきゃわからなかったことなんだろうなと思います。

正直、日頃からフランス語に積極的に触れている方であれば、合格は夢じゃないです。

私自身フランス語の新聞を読んだり、ラジオやテレビを日課のように流していたので、受験中そこまで苦しいとは思いませんでした。さらに言えば、フランスの大学できちんと課題をこなしていたなら、もっと合格に近づくと思います。

対策の方であまり会話や聞き取りについて触れなかったのはそのためです。留学中、どれだけフランス語と向き合えたかによって、試験の手応えが変わってくると思います。

 

まだ結果はわかりませんが、どんな結果であっても全く悔いはないです!これからもフランス語は続けて行くので受かっていても精進しようと思います。

ではまた〜

 

 

 

 

 

 

帰国まで、あと2週間とちょっと!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お別れの時

Salut !

5月中旬。ストラスブール大学は授業もテストも終わり、先月末のストライキも徐々に収まり、閑古鳥が鳴いています。

そして私の寮でも、その時が訪れました。

 

1学期目から仲良くしていた寮の友達が一斉に今週自分の国へ帰るとのこと。

先ほどまで寮のキッチンでお別れパーティをしていました。

久々にみんながフランス語ではなく、英語で話し合う様は、ストラスブールに来たての頃を思い起こさせられました。その時は本当に英語が話せず、でもフランス語で押し通す度胸もなかったので、わかっていないのに適当に頷いているだけの自分でした。

 

あれから8ヶ月、私は大きく変わったと1学期から一緒だった友達が口を揃えて言ってくれました。

当初、フランス語だけを向上させるつもりだったのに、いつの間にか英語も上達していました。英語で話すときは、感情表現する以前に、言いたいことがスラスラ言えず、いつも眉間にしわを寄せていました。

でも今は英語で笑ったり、ジョークを言ったり、ふざけあったりできるようになりました。やっとここまで来たけれど、もうお別れです。

 

私が日本を発つまで、あのキッチンにいつものメンバーがいないんだと思うと胸がキュッと締まりました。

いつも同じ挨拶で、いつも似たような返事をして。でもそれがなんとなく日常の一部になっていて。

嬉しいときにキッチンに行けば誰かが一緒に喜びを分かち合ってくれて、

悲しいときにキッチンに行けば誰かが寄り添ってくれて。

そんな素敵な空間を彼らとこの8ヶ月間過ごせて本当に良かったと、彼らと一緒の寮に住んでいて良かったと思います。

もっと早くに私の英語が上達していればコミュニケーションもより弾んだかもしれないのに、と後悔しましたが、でも寮の友達がいなければ、ここまで英語が話せることはなかったと思います。できればこのまま英語を忘れずにいたいです。というより、友情で上達させた英語を忘れるわけにはいきません。

 

きっといつか、またどこかで彼らと出会ったときのためにも、言語を学習し続けたいと思います。今よりももっとびっくりさせたいな。

涙が出そうだけどまだ泣かない。

 

帰国まであと1ヶ月半、悔いなく過ごそう。

Thanks guys, I love you so much.

 

 

人生初のヨーロッパで山登り 〜la forêt noire〜

Salut !

ここ最近天気が崩れ気味のストラスブールでしたが、先週の土曜は最高に心地いい天気でした。そう、まさに山登りにぴったりの気候!

というわけでストラスブールで有名なforêt noire(黒い森)へ行ってきました〜

シュヴァルツヴァルト - Wikipedia

どういう場所か私も最初知らなかったので、ウィキ先生の解説も上に貼っておきます。

シュバルツヴァルト、というのはドイツ語で黒い森という意味です。

なぜここで山登りをすることになったかというと、受講していたドイツ語の先生が毎年授業を一通り終えたあと、生徒を連れてこの森へ山登りをしており、それに誘われたからです。もともとあまりアクティブではないのですが、forêt noireが一体どんなところなのかとても興味があったので参加することにしました!

 

ここから先はウィキ先生も知らない情報を載せていきたいと思います!ほんとは山登りしたあとすぐに描きたかったんですが、19kmも歩いたので疲れてかけませんでした…時間が経ってしまい新鮮味に欠けるかもしれませんが、日本にはない珍しい光景や情報など紹介していきます。

 

クリスマスツリーの育つ森

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写真にある青い印。実はこれ、小さなもみの木があるという印です。

毎年ストラスブールでは11月末からクリスマスマーケットが行われます。中でも最も目玉なのが、クリスマスツリーです。毎年その年で一番大きなクリスマスツリーが広場に飾られます。そのツリーが一体どこから来るのかというと、ここ、forêt noireからなのです。また黒い森と呼ばれる理由も、もみの木の青さが上から見たときに黒く見えることから名付けられたそうです。

 

 

黄色いお花畑

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ここが本当に綺麗でした。この写真からならなぜ黒い森なのかということもよくわかると思います。もう一つ注目してもらいたいのが手前に広がる黄色い花畑。ちなみにこれは菜の花ではありません。先生の言っていたことを私がちゃんと聞き取れているか不安ですが、実はこのお花バターの原料なのだとか。お花の名前を聞き忘れてしまったので断定はできませんが、こんなにたくさん、すごいですよね。ヨーロッパではVEGANと言って、動物性のものを食べない方が多くいます。(VEGANにも肉はダメだけど乳製品は食べる、全く食べないなどたくさんのタイプがいます)そう言ったときに油も大きく関わって来るので、植物性油というのはとても大事なものだと思います。ん〜ちゃんと花の名前を聞くべきだった!笑

 

リキュールの飲める森

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これが私の一番驚いたこと。

なんと、森の中にリキュールが置いてある。しかも、お金を入れるボックスが置いてあって、そこに1ユーロ支払えば一杯分飲めるという、、、誰も見てなかったら何杯でも飲めるんじゃないかと思ってしまいました。

そこでドイツ語の先生が説明してくれたのは、こんなにもセキュリティがガバガバなのは登山者を信用しているからだということ。それに、今でもこのリキュールを管理している人(新しいリキュールを置いたり、お金を管理したり、コップを片付けたり)がいること自体がすごいことなのだとか。

確かにこの森の中で一体誰が担当しているのか、私もすごく気になった。

そしてもう一つ、このリキュールが証明しているのは、ドイツ人のアルコール依存率が高いということだそうです。これはフランスより深刻だとか。朝の電車でもうすでに酔ってる人がいることもあるそうで。お酒が美味しい国は楽しいけど依存症になってしまわぬように気をつけないとですね、、、(←お酒大好き)

 

山小屋のランチ

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オムレツとベーコン。塩加減最高。

 

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オレンジ風味のチーズケーキ。お店自家製らしく、重すぎずさっぱりした味で食後のデザートにぴったり(フォークの刺さり方にツッコミを入れた買ったが聞けず)

 

全部美味でした✨

上の写真は食べたものです。飲み物も入れて、お値段たったの10.1ユーロでした!

サイズも私にとってはちょうどいいくらい、欧米人の方だと少し物足りないくらいの量でした。なぜ量が少なめで一皿が5ユーロ前後と安いのかというと、これも登山の知恵で、登山者が食べ過ぎないようにするためだそうです。たくさん食べちゃうと、確かに歩けませんもんね。ちなみに私はこれで腹満腹になってしまい、山小屋で眠りそうになってしまいました。forêt noireはドイツ語圏内なのでメニューは全部ドイツ語で書かれてました。店員さんもドイツ語しかわからないのでご注意ください!

 

 

そんなこんなで19kmを先生と友達で歩き、とても充実した1日でした。新しい友達も増えて、おしゃべりしながら歩けて楽しかったのですが、何より、壮大な自然を見ることができ幸せでした。特に猫じゃらしが風に揺れて緑の波を起こし、さわさわとささやき合う光景は、いまだに忘れられません。あまりに素敵すぎて、動画に収めるのをためらってしまいました。むしろ、動画で撮らなくて正解だったかもしれません。写真で風景を撮るとき、いつも目の前にある事物がシャッターを切った瞬間泡のように消えてしまうような、なんとも言えない後悔の念に駆られるので、課題とか、作品制作以外の時はなるべく撮らないようにしています。

 

またここに来る機会があるのか。それはわかりませんが、日本にいて自分は本当に今まで空いた時間を何に費やしてきたのだろうと思いました。

都会にだってきっと自然はあったはず。

帰国したら、いろんなところを旅して、いろんなものを自分の目で見て感じて回りたいと思います。そして叶うなら自分に見えた形で絵に収めたい。

帰ったらやることおおいなあ笑 

でもその方がなんだか楽しみです。

今日で最後のテストも終わったので、本当に残すは旅行とDALF合格に向けての勉強だけです。悔いなく頑張って過ごします。

それではまた!

 

 

追記:実は帰りの電車でハプニングが。

電車で友達と話しながら座っていたら、目の前にくもさん(虫の)が糸を伝って降りてきたのです。世界で一番苦手で嫌いなくもさんが。しかも弄ばれました。一度くもさんが上に登ったかと思えばまた急降下して私の目の前に降りてきて。もう本当に無理だったので席をたって、別の場所に移動しました。不思議なことに他の人がそこに座ってもうちにしたようなことはせず、、、私がくも嫌いだって知ってたんでしょうか。だとしたらごめんねくもさん。君を好きになるのはまだちょっと難しいかも、、、

 

 

 

 

 

優しさは料理を美味しくする

Salut !

 

授業もほとんど終わり、いよいよ留学生活も本格的に幕を閉じようとしています。寂しいですが、残す2ヶ月でたっぷりと!旅行をして異文化を味わいたいと思います。今週末から始まるので楽しみだなあ。

 

残り少ないと思うせいか。なかなか寝付けずnetflixであいのりを見ているんですが思わず泣きました。愛の力で人が成長する瞬間っていいですね。まだ最初の方しか見てないんですが、結局スマホが人間をダメにするってのはほんとのことみたい。人間的になりたいから、明日はスマホを置いて出かけようかな。

 

今日はまたちょっと違うお話をしようと思います。ほんの小さな心温まるお話です。

実は今日友達の参加するオーケストラを見に行ったのですが、終わった時間が22時半。残り30分で寮のキッチンが閉まるのにも関わらず私のお腹はペコペコ。しかも部屋に麦茶はあってもお水をストックしておくのを忘れてしまい、カップ麺もできない。しかしこの時間で空いているのはアラブ系のお店が多く、フランスではB級グルメの「ケバブ」というものが売られています。

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これなんですけど、すいませんポテト多くて、、、この奥に実はお野菜とお肉がたっぷり入ってて、なおかつホワイトソース(ヨーグルト風味)、チリソース、サムライソース(日本とは関係ないです。ちょっとピリ辛ソースで私のおすすめ)、バーベキュソースなどなど選べます。ただお店の人があまりに早口で言うので大抵の場合は聞き取れないことが多いです笑

 

と言うか今日はそう言う話ではなく、とにかくケバブばっかなんですよ、夜は。ただでさえ夜遅いのに油っぽくてボリューミーなのはちょっといやで、近所にある中華屋さんに行ってみることにしました。量り売りなので調節できるかなと思って。しかし22時以降は大抵は閉店。のぞいてみると人はいましたが、明らかに片付けをしていて時間も閉店の時間をとっくのとうに過ぎていました。諦めて帰ろうとしたとき、お店にいた中国人の店員さんと目が合いました。すると、親切にも閉めていた扉をあけてくれたのです。

 

「持ち帰りですか?」

 

ニコニコと尋ねられ、大きくうなずきました。閉め作業中なのに、本当に優しかったです。23時に私の寮のキッチンが閉まり、レンジも使えないので、温めるのもお願いしたところ快く引き受けてくれました。

あったかいご飯を抱えて帰る夜道は冬よりもずっと心地いい夜風に吹かれながら幸せでした。あの中華料理屋さん、通いたいなあ。

なぜだかその日の中華料理がいつもよりとても美味しく感じられました。優しさは最上級のスパイスですね。

オススメの中華屋さんも載せておきます。ストラスブール大学に行く皆さんにも、ぜひその優しさに触れてみてください。

美味し過ぎてご飯の写真撮り忘れちゃいましたてへぺろ

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それではまた〜

アーティストへの第一歩

Salut !

とうとう本日。大嫌いだったけど大好きになった美術の授業が終わりました。

寝不足だったので、授業後にもらったお酒数杯飲んだだけですっかり酔っ払ってしまったのですが、このまま、今の気持ちを失わないうちに綴りたいと思います。

酔っ払いの感傷にしばしお付き合いください。

 

最後の授業、いえ、正確には最後の作品はアニメーションにすると結構前から決めており、最終的に、本当に本当にやり遂げました。ものすごい達成感でした。

テーマは「TALK TALK

曖昧ですが、まさに私にぴったりのテーマでした。日本ではフランス言語に興味があり、研究を進めていたので、まさかこうも良い具合に素敵なテーマが最後に回ってくるとは思っても見ませんでした。ですが、これが大きな落とし穴でした。近すぎるゆえに、なおかつ研究対象という理由もあって、客観的にしかテーマを見れず、なかなか表現したいものにたどり着けずにいました。しかし。私は思い出したんです。過去のとある経験を。

ぜひ下の記事を読んでいただきたいです。

 

franceetmoi.hatenablog.com

 

これぞ、まさに最後のテーマにふさわしいと思いました。

自分を守るはずの言語が、ときに人を傷つけるという現実。とりわけ、巻き込まれたくない衝動にかられる私、私だけじゃないかもしれない多くの人が、誰かを傷つけている現状を前にして「何もしない」ということを無意識のうちにしたことがあるのではないでしょうか。

私はこれを、子供向けのアニメーションとして制作することを決めました。

登場人物は亀と彼岸花、そして炎です。

話の内容をさっくり説明してしまうと、大きな甲羅を持った亀は常に自分を守り長く生きてきたけど、ある日彼岸花に出会い、その考えが大きく変わるということです。

友達の彼岸花が炎に焼かれる様を見て、何もできずにいる亀。これは、私です。

最後に写したシーン、それは彼岸花を失った後に庭を守り続け、守り主となった亀の姿です。これは私がなりたいもの。

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今回ブログに自分自身のイラストを載せるのはほぼ初めてに近いのですが、来た時よりずっとのびのびと絵を描けるようになりました。

昔の私にはこんなことできなかったでしょう。こだわりが強いと言い訳をしていましたがそうではありません。単純に失敗を恐れていたのです。

最後、作品を終えて思うのは、失敗は失敗じゃない。

ありのままの姿って、とても人間味があって好きです。そもそも、私が求めていた完璧とは一体なんだったのでしょうか。簡潔に言ってしまえば、誰から見ても隙のない、丁寧なイラストだということです。でもこのやり方は、どうにも私の性には会いませんでした。

絵画を基礎からやることはもちろん大切です。ですが、デッサン力だけでは、欧米の現代アートには太刀打ちができません。最後まで、先生がべた褒めすることはありませんでしたが、でもいつも言ってくれたのは「イラストに何の問題もない」ということでした。この言葉がどれほど私を突き動かしたことか。それは私自身にしか測れないのですが、自分のイラストに、全く自信が持てず、デッサンの基礎もなくいつも誰かのモノマネばかりで自分の絵を見失っていた私には、本当に救いの言葉のように思えました。大げさかもしれませんが、真面目にそう思います。

実は最後のアニメーション、私自身の声でナレーションをしたのですが、もうひとつ嬉しかったことがあって、それは演技が上手いと言われたことでした。いろんなことに手を出しているのですが総括すると、私は物語を作ることが好き、絵を描くことが好き、演技をすることが好きだということです。

そしたらもうアニメーション作るしかないですよね笑 だからこの授業の締めとして、この作品を残すことができてよかったです。

 

帰り際、友人にこんなことを尋ねられました

「日本帰っても続けるんだよね?」

答えはただ一つ、

 

「Oui!」

 

心は晴れやかでした。だけど少し泣きそうになったり。でも、私が自分の向き合い続ける限り、芸術と向き合い続ける限り、いつかまた恩師であるラニオル先生にお会いできるかもしれません。それは直接、ではなく作品を通してかもしれない。

兎にも角にも、これは私にとって終わりじゃありません。留学生活が踏み台となって動き始めた大きな一歩です。芸大に通わずとも、誰しも審美学をと自己を、そして何かを表現したい欲があれば、誰にでも美術はできます。周りのクラスメートは確かにすごいかもしれない。でもそれはその人の世界観であって、彼らが見る私の作品もまたそう見えているのだと思う。

いつか私は絵本を書きます。

そしていつかそれをアニメーションにします。

このいつかが近いものになるよう、帰国後も、ラニオル先生に教わった感覚を忘れずに私は私の分身をこれからもたくさん生み出していこうと思います。

 

Merci beaucoup M.Laniol.

Un jour, je vais vous revoir en tant qu'une illustrateur. A bientôt !!

 

ぷちダイエット、始めます

Salut !

昨日かな。体重計に乗ってびっくり。

 

3キロ増えちょる( ;∀;) 

 

いやーーーーあれだけ安定して体重たもってたのにとうとうここまできてしまった。

まあ留学中多少の増量は仕方ないのですが、増え方があまりに急なので…1週間でここまで太るとよろしくないので…ダイエットします

 

とはいっても無理しない程度に。

留学中なのでね、体調壊したら元も子もないのでほんとにぷちダイエットです。

じぶんのためにもやることをかいておきます。

 

  • 間食をやめる
  • 朝昼たっぷり、夜は軽め
  • 小腹が空いたらナッツを食す
  • バランスの良い食事を心がける
  • 外食を減らす
  • よく噛む

 

ざっと、こんな感じです。

間食をやめるについては、ストレスなんでしょうか。ここのところよくお菓子を食べてしまって…挙げ句の果てには夜ご飯が足りずその後にまたお菓子を食べてます…よろしくないですね…

ほんと基本的なことだけ書きました。2、3キロ減量するにはちょうどいいのではないでしょうか。

よく炭水化物を減らせなんて聞きますが、私の場合エネルギーが足りなくなるので今回はしません。むしろ、1日の食糧のバランスをととのえることだけをしようと思います。

そうすればおのずともとにもどるんじゃないかなぁって…

 

あと、運動なんですけど。

今月から電車の定期買うのやめました。めっちゃ乗っちゃって、歩かなくなる(ただでさえ動いてないのに)ので、日々なるべく歩くようにします。日もだいぶ長くなったのでお散歩には最適でしょう。

 

きっとダイエット始めれば節約にもなると思ってチャレンジします ✧\\ ٩( 'ω' )و //✧

実際見た目はそうでもないけど…何とかして帰国前に痩せて、美味しい日本食気にせずたらふく食べたい一心で頑張ります😂

 

自分を変える方法

Salut !

今期3回目の作品提出を終わらせ、身も心も軽くなりました。

 

タイトル、なかなかざっくりしてますが今週のとある経験で、自分はどうやったら変えることができるのか、その答えにふとたどり着いた気がしました。

とても個人的な内容なので読んでくださっている皆さん全てに当てはまるかわかりませんが、とある日本人留学生の日記を覗いている感覚で読んでいただければ幸いです。

 

初めて友達の家にお泊まり

まさにこのことが私の生活を少し、豊かなものに変えてくれました。

今回お家に泊めてくれた友達は、クリスマスの時に一緒に過ごしたアリスです。その時もお泊まりだったのですが、彼女の実家でした。

今回は、一人暮らしを始めたばかりのアリスの家に招待されて、作品提出の後にお邪魔させてもらいました。

授業が終わって20時。二人で夕飯の買い物をすませ、トラムのD線に揺られながらアリスの家へ向かいました。

ついて驚いたのは、中心地から離れているのにとても綺麗なアパートで、外観がモダンデザイン風で素敵でした。さらに外観だけでなく、アリスの部屋も素敵でした。

自分で買った花を自分で植え替えており、テラスにも低木が置いてありました。白い壁には誰かからもらったのでしょうか。桜のシールがミッケのように散りばめられており、部屋にいて落ち着く環境でした。

彼女の部屋を見た後、ふとわたしは思いました。

 

「私の部屋、今どんな状況になってたっけ?」

 

頭の中でゆっくと部屋の戸を開け、その惨状を想像しました。いつも作品提出前はどうしても水彩道具やら紙やら資料やらで大荒れになってしまい、片付けずにそのまま外出してしまうのです。

それなのにアリスの部屋はきちんと整理整頓されていて、彼女もその習慣がついているようでした。恥ずかしながら、私には物を元あった場所に戻すという習慣づけを怠ってきてしまったゆえに、どんなに掃除しても数週間後には汚くなってしまうんです。アリスとほんの1日でしたが、一緒に過ごしたことで私は自分の欠点を改めて理解した気がしました。ありがとうアリス。

 

私が今日の日記で言いたかったことは、自分が変わる瞬間は自分の欠点を人の長所を見て認識することだと思いました。

最近勉強に対して集中力がなかったのも、おそらく部屋が荒れていたせい。

アリスの部屋を出て、私はその夜早速部屋を片付けました。寮の部屋が小さいので凝ったことはあまりできないのですがちょっと工夫したことを書きたいと思います。

  • 毎日必ず勉強できるように、机にノートが広げられるスペースを確保
  • 洗い物はすぐに洗う
  • 布団はちゃんと整える
  • 換気をする
  • 物はもとあった場所にちゃんと戻す
  • 帰宅したらリュックの物はちゃんと全部出す

ものすごーく初歩的でしょうもないのですが、こんなこともできない人間です。今からちょっとずつ、習慣づけできたらいいなとおもいます。

心の乱れは生活の乱れ、なので笑(逆でも言えそうですね)

 

おかげで最近は家でも勉強できるようになり、「めんどくさい」と思わなくなりました。

「これをやれば明日も頑張れる」

そういう気持ちで自分を鼓舞しています。

 

 

それと、最後に。

私たちの生活って毎日が目まぐるしく過ぎている。そんな気持ちを抱いている方が多いのではないでしょうか。

しかし、アリスを見ていてそんなことはないんだなと思いました。

彼女は全てを片付けてから大学の授業に次の日向かっていました(私は授業がなかったのでアリスの家で勉強)

これ、すごく見習いたいなと思ったんです。私の場合、いつもバタバタと遅刻しないよう慌てて外出するので、食器も衣服も散らばったままが多いのですが、アリスはそれをせず、身の回りのことをやって、何なら私に朝食まで用意して登校しました。まあ遅刻していってたんですけど笑

 

自分を律するって、本当に素敵なことだと思うし、自分を綺麗にしてくれる気がします。時間に追われる感覚に怯えるよりも自分のことを大切にできる、そんな人間を目指して、あともうちょっと頑張ります。