人生初のヨーロッパで山登り 〜la forêt noire〜
Salut !
ここ最近天気が崩れ気味のストラスブールでしたが、先週の土曜は最高に心地いい天気でした。そう、まさに山登りにぴったりの気候!
というわけでストラスブールで有名なforêt noire(黒い森)へ行ってきました〜
どういう場所か私も最初知らなかったので、ウィキ先生の解説も上に貼っておきます。
シュバルツヴァルト、というのはドイツ語で黒い森という意味です。
なぜここで山登りをすることになったかというと、受講していたドイツ語の先生が毎年授業を一通り終えたあと、生徒を連れてこの森へ山登りをしており、それに誘われたからです。もともとあまりアクティブではないのですが、forêt noireが一体どんなところなのかとても興味があったので参加することにしました!
ここから先はウィキ先生も知らない情報を載せていきたいと思います!ほんとは山登りしたあとすぐに描きたかったんですが、19kmも歩いたので疲れてかけませんでした…時間が経ってしまい新鮮味に欠けるかもしれませんが、日本にはない珍しい光景や情報など紹介していきます。
クリスマスツリーの育つ森
写真にある青い印。実はこれ、小さなもみの木があるという印です。
毎年ストラスブールでは11月末からクリスマスマーケットが行われます。中でも最も目玉なのが、クリスマスツリーです。毎年その年で一番大きなクリスマスツリーが広場に飾られます。そのツリーが一体どこから来るのかというと、ここ、forêt noireからなのです。また黒い森と呼ばれる理由も、もみの木の青さが上から見たときに黒く見えることから名付けられたそうです。
黄色いお花畑
ここが本当に綺麗でした。この写真からならなぜ黒い森なのかということもよくわかると思います。もう一つ注目してもらいたいのが手前に広がる黄色い花畑。ちなみにこれは菜の花ではありません。先生の言っていたことを私がちゃんと聞き取れているか不安ですが、実はこのお花バターの原料なのだとか。お花の名前を聞き忘れてしまったので断定はできませんが、こんなにたくさん、すごいですよね。ヨーロッパではVEGANと言って、動物性のものを食べない方が多くいます。(VEGANにも肉はダメだけど乳製品は食べる、全く食べないなどたくさんのタイプがいます)そう言ったときに油も大きく関わって来るので、植物性油というのはとても大事なものだと思います。ん〜ちゃんと花の名前を聞くべきだった!笑
リキュールの飲める森
これが私の一番驚いたこと。
なんと、森の中にリキュールが置いてある。しかも、お金を入れるボックスが置いてあって、そこに1ユーロ支払えば一杯分飲めるという、、、誰も見てなかったら何杯でも飲めるんじゃないかと思ってしまいました。
そこでドイツ語の先生が説明してくれたのは、こんなにもセキュリティがガバガバなのは登山者を信用しているからだということ。それに、今でもこのリキュールを管理している人(新しいリキュールを置いたり、お金を管理したり、コップを片付けたり)がいること自体がすごいことなのだとか。
確かにこの森の中で一体誰が担当しているのか、私もすごく気になった。
そしてもう一つ、このリキュールが証明しているのは、ドイツ人のアルコール依存率が高いということだそうです。これはフランスより深刻だとか。朝の電車でもうすでに酔ってる人がいることもあるそうで。お酒が美味しい国は楽しいけど依存症になってしまわぬように気をつけないとですね、、、(←お酒大好き)
山小屋のランチ
オムレツとベーコン。塩加減最高。
オレンジ風味のチーズケーキ。お店自家製らしく、重すぎずさっぱりした味で食後のデザートにぴったり(フォークの刺さり方にツッコミを入れた買ったが聞けず)
全部美味でした✨
上の写真は食べたものです。飲み物も入れて、お値段たったの10.1ユーロでした!
サイズも私にとってはちょうどいいくらい、欧米人の方だと少し物足りないくらいの量でした。なぜ量が少なめで一皿が5ユーロ前後と安いのかというと、これも登山の知恵で、登山者が食べ過ぎないようにするためだそうです。たくさん食べちゃうと、確かに歩けませんもんね。ちなみに私はこれで腹満腹になってしまい、山小屋で眠りそうになってしまいました。forêt noireはドイツ語圏内なのでメニューは全部ドイツ語で書かれてました。店員さんもドイツ語しかわからないのでご注意ください!
そんなこんなで19kmを先生と友達で歩き、とても充実した1日でした。新しい友達も増えて、おしゃべりしながら歩けて楽しかったのですが、何より、壮大な自然を見ることができ幸せでした。特に猫じゃらしが風に揺れて緑の波を起こし、さわさわとささやき合う光景は、いまだに忘れられません。あまりに素敵すぎて、動画に収めるのをためらってしまいました。むしろ、動画で撮らなくて正解だったかもしれません。写真で風景を撮るとき、いつも目の前にある事物がシャッターを切った瞬間泡のように消えてしまうような、なんとも言えない後悔の念に駆られるので、課題とか、作品制作以外の時はなるべく撮らないようにしています。
またここに来る機会があるのか。それはわかりませんが、日本にいて自分は本当に今まで空いた時間を何に費やしてきたのだろうと思いました。
都会にだってきっと自然はあったはず。
帰国したら、いろんなところを旅して、いろんなものを自分の目で見て感じて回りたいと思います。そして叶うなら自分に見えた形で絵に収めたい。
帰ったらやることおおいなあ笑
でもその方がなんだか楽しみです。
今日で最後のテストも終わったので、本当に残すは旅行とDALF合格に向けての勉強だけです。悔いなく頑張って過ごします。
それではまた!
追記:実は帰りの電車でハプニングが。
電車で友達と話しながら座っていたら、目の前にくもさん(虫の)が糸を伝って降りてきたのです。世界で一番苦手で嫌いなくもさんが。しかも弄ばれました。一度くもさんが上に登ったかと思えばまた急降下して私の目の前に降りてきて。もう本当に無理だったので席をたって、別の場所に移動しました。不思議なことに他の人がそこに座ってもうちにしたようなことはせず、、、私がくも嫌いだって知ってたんでしょうか。だとしたらごめんねくもさん。君を好きになるのはまだちょっと難しいかも、、、