せきらら留学生活日記

留学先・フランスでの様子と夢の美大生ライフを綴ります。

友達

Salut !

長い間書いていませんでした…正確には書いていたんですけど、途中で書くのをやめて下書き状態のままの日記がたまっているんですが笑笑

時間のあるときにまたまとめて投稿します

 

今日はちょっとうるっとした瞬間を書き記したいと思います。

もう夜遅いので簡単に笑

 

実は今期の履修がうまくいかず、大学一年生に値するLicence 1(L1)の授業を一つもとらず、L3、日本でいう大学3年生レベルのしかとってないんです…まあ科目数的には5、6個なので、8個だった前期よりましです。

 

マシだけどちょっと悲しいことが。

 

前期はL1の授業をいくつか取っていて、そこでフランス人の友達、、、正確にはフランス人ではないけど、友達ができたんです。すごく明るくて、いつもビズ(挨拶のほっぺちゅう)とハグをしてくれたんです。だからもっとお話ししたかったし、仲良くしたかったのに、後期はとらず、連絡も取れず、もう2度と会えないかも。なんて思ってもいました。

L3のクラスにももちろん友達はいます。でもすでに仲のいい子同士で固まってしまっていて、前期も完全に出遅れてしまい、本当に心を開いて話せる友達を作ることが叶わず。自分から行かないといけない、とはいえ、話している内容がほとんどわたしが履修していない授業の話だったりして、入っていけないのです。だから、正直前期はL1の授業がわたしに取って憩いの場所だったんです。

それがなくなって3週間。1週間で誰かと話す時間が極端に短くなってしまい、そのせいでしょうか。ちょっとメンタル的にもやられていました。なにより、寮にいた仲のいい友達も自分の国に帰ってしまって、新しいメンバーもラテン系でしかももう知り合い同士。早口のイタリア語とグイグイくる感じは少し苦手だったり。相談相手になってくれた寮の友達が恋しいです。

もっと言えば、新しいメンバーが来てからというものの、前期からいるメンバーの姿をめっきり見なくなってしまってますます悲しかったです。 

 

メンタルがやられながらも、自分なりに解決策を見出して、少し調子を戻して来たところでした。

写真の課題のために、初めて月曜日に自分のキャンパスを訪れました。ある程度撮ったので帰ろうと扉の取っ手に手をかけた時、ドア越しから見慣れた顔がわたしに向かって手を振りながら走ってきたのです。

L1の授業で仲良くしてくれたトゥン(タイ人の女の子)でした。いつものようにハグとビズ、いえ、いつも以上にしてくれて

「どこにいたのー?!」

と言ってくれました。

キャンパスにはいたんだけどね、とはにかみながらそう答えると、みんながいるところに案内してくれると言ってくれるので、帰るのをやめて彼女の後をついて行きました。トゥンはその間ずっと

「消えちゃったかと思ったよ」「ほんとにもう会えないと思っちゃったんだよ?」「よかったよ会えて」

と似たようなことを繰り返しわたしに言ってくれて、わたしも似たようなことを繰り返し答えました。

トゥンが案内してくれた教室の前に着くと、もう一人の大切な友達、マルティーナがわたしに気づくやいなや、思いっきり胸に飛び込んできました。年下の子ってほんとに可愛いわ、ってこの瞬間どんなに思ったことか笑 マルティーナもトゥンと同じようなことを繰り返し繰り返し言ってくれて、わたしの腕をずっとつかんだまま離れようとしませんでした。可愛い妹を持つとこんな感じなのかな?

と、このように久々の再会を果たし、前期叶わなかったお出かけをみんなですることに。早速今週の金曜日、美大生らしくカメラを持ってみんなで取り合いっこ!楽しみです。

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二人は授業があるみたいで、わたしは一足先に帰りました。

 

 

帰りの道中、もう一個幸せなことが。f:id:franceetmoi:20180206103418j:image

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ストラスブール、気温2度前後だというのに桜でしょうか。きっと桜だと思いますが、もう咲いていました。

桜を見つめながら、しみじみみんなに会えてよかったなと喜びを噛み締めました。

これから何かいいことがたくさん起こりそうな予感がする、そんな1日でした。

それではまた。

ガレット・デ・ロワと映画の感想

新年最初の投稿となります、今年もよろしくお願いします。

留学生活もいよいよターニングポイントに来ました。残り半年です。あっという間ですね。

旅行のあとだいぶ疲れたのでストラスブールにずっといました。旅行をしてもいいのですが、なんとなく大学が始まる前こそたくさん休養をとって次に備えたかったので、この2週間はストラスブール内で新しい場所を開拓していこうかなと思ってます。まだ訪れていない美術館が何個かあるので、それも観に行きたいと思ってます。わくわく。

 

さて、昨日1月6日はフランスが何の日かというとガレット・デ・ロワの日!なのですが、正確には公現祭です。キリスト教に関する日で、イエス生誕後に東方からやってきた3人の王様/博士がその祝福をたたえた日です。なぜガレット・デ・ロワがその後広まったのか諸説ありくわしくはわかりませんが、ガレット・デ・ロワ、フランス語ではgalette des roisとあるように、「王様たちのガレット」と複数形になってるのがポイントです。

そんなガレット・デ・ロワの日だということは知らず、何気なく、偶然にも今日買ってました笑笑

買ったお店はpetite france(プティットフランス)にあるパン屋です。ガレット・デ・ロワはいろんなところで売ってますが、スーパーより何より、パン屋で買うのが一番美味しいです!10ユーロ前後しますが、絶対パン屋で買うことをおすすめします!!!

 

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お店の外観

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美味しそうなガレット・デ・ロワたち

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どーやらここは美味しいガレット・デ・ロワとして賞をとったお店のようで。

 

ほんとに買って良かったです。またここで買いたいぐらい。

ちなみに、ガレット・デ・ロワにもいろいろ種類があるのですが、一番のオススメの味はfrangipane(フランジパーヌ)というアーモンドクリームを使用したものです。これがオリジナルなんですが、オリジナルが一番というのをまさに表しています。

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食べたガレット・デ・ロワ。これで4人分

 

ガレット・デ・ロワを説明するとほんとに長くなるんですけど、これ実はただのケーキではなく、中にフェーブという陶器でできたお人形が入っています。大人数で切り分けてたべた時、これを当てた人が今年の王様となって幸運をたくさんうけるという逸話があります。オリジナルだとキリスト教になぞらえてイエスとかマリアとかなんですけど、買ったお店ではまさかのアルザスの城がテーマ!当たったフェーブがこちら。

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うん????城????

という感じですが、城らしいです。まあこういうフェーブもあります。斬新ですね(わたしはオリジナルの方が好き)

このフェーブというものをコレクションしてる人がフランス人でも多くいて、貴重なフェーブを取り扱ってるお店だと予約必至!すぐ売り切れるらしいです。あと、フェーブだけ売ってるお店もあって、おそらくこれはコレクターと家でガレット・デ・ロワを作る人専用な気がします。でもやっぱりコレクターとしては、何が出るかわからないスリル感も味わいたいよねって思います。多分またどっかでガレット・デ・ロワ買うかも(ケーキに散在する女)

 

あ、ちなみになんかフェーブ持ってるから今年王様になったのかというと違います。友達が王様になりました() 

でも幸運は自分で掴むものなので!またガレット・デ・ロワ買います!(なにか間違っている)

 

 

さてつぎは映画の感想についてなんですけど、実は今日10年ぶりにトムハンクス主演のcast awayを見ました。号泣しました。

 

⚠︎以下ネタバレ要素あり!ダメな人はスクロールを高速でしてくださいー

 

 

小さい頃は誰もが印象に残るウィルソンとの決別のシーンで泣いていたのですが、今や泣くポイントが変わり、主人公が帰ってきて天と地がひっくり返るほど前自分がいた環境から変わってしまい、この先どこに行けば良いのかと途方にくれる様は、胸をきゅっと締め付けられました。別に無人島に行かずとも、十字路の真ん中でどこへ行こうか決めかね悩み、なかなか一歩を踏み出せずにいる人がたくさんいます。でも最後、主人公はちゃんと前に進みました。しかも自分で道しるべを見つけてそれについて行こうとしたのです。ただ佇み前に進めない人は何度も進むチャンスを見逃しているだけなのかもしれない。結局迷ったら自分の選択次第でどうにでも状況は変わるんだなと思ってしまいました。信じられるのはいつでも自分かとも思い、今までしてきた数々の選択に対し、よく選んだな、と自画自賛したくもなりました。

cast awayは何年かに一度見たくなります。セリフのほとんどない、水の音を多用した静かな作品ですが、心に熱く訴えてくる何かがあります。それは年を経るごとに変化していく。まさに映画、映像作品の真骨頂だなと思いました。あとわたしが目指してる作品でもあります。成長とともに何度も見たくなる作品、いや、もっと言えば自分の成長を確かめさせてくれる作品は、ほんと素晴らしいなと思います。

 

 

ぜひ見てない方はcast away, みてください。おすすめです。あとガレット・デ・ロワも最近は日本でもぼちぼち見られるようになったらしいので、ぜひ見かけたら買って見てください。きっと美味しくて舌鼓をうちますよ!

 

 

わたしの居場所

バカンスに入ると書きたいことがたくさん積もりますね。

2日間のケルン旅行を終え、フランスのリールに向かうバスの中このブログを書いています。

宿は友達の寮で、いままで深い話を日本でもしたことがない子だったんですがとても有意義かつ刺激的な2日間でした。

なにより、自分とは何かをその子に気づかされた気がしました。

 

いままでのブログでわたしの人生についてあまり語ってこなかったのですが、ざっくりいってしまえば人生で2回父の転勤により渡仏経験をしたことのある帰国子女です。小学5年生の頃に2回目の渡仏を終え、帰国しこの歳まで日本にいます。

 

帰国子女はどこかちがう。

 

そういう概念が日本に根付いていますが、否定はしません。でも結局わたしも元は日本人のアイデンティティを持っているので、帰国してすぐの時よりだいぶ角が取れた状態でした。

留学する前までは。

 

日本にいた時、自分の能力をおおっぴらにしないようにしてました。能ある鷹は爪を隠す。それは自分の個性を守る盾のようなことわざだとわたしは思ってます。

昔から褒められることが大好きでした。フランスにいた時もですが、日本に帰って、他の人にはない自分のフランス語という個性に自信があり、頻繁にアピールしました。しかしそんなことは日本という社会では、「高飛車」などと言われてしまうのです。

どんなにフランス語のテストで良い点を取っても「帰国子女だから当然だよね」そう言われてしまうのです。

満点がわたしの基準。

そうなってしまうともうどう言語を伸ばせばいいのか。一時期迷走したことがありました。でもわたしは天才なんかじゃないです。知らない単語だってある。間違えることもある。努力してもつかんだ満点なんです。それを「当然」とされてしまうのはどうも腑に落ちず、苦しみました。大好きだったフランス語を嫌いになって、離れようとも思いました。そんなことがあっても結局続けてるんですけど。それはやっぱりわたしからフランス語を取り除くことは、自分のアイデンティティそのものを削除することと同義だと思ったからです。周りの視線がどうであれ、わたしはわたしでフランス語を努力するだけ。そう思ってここまできたけど、どうもフランス語は伸び悩みました。

 

でも、留学に来てその理由がわかりました。

わたしに足りなかったのは「ライバル」だったんです。

留学先のストラスブール大学にはFLE(Français Langue Étrangers)があり、様々な国籍の人がフランス語を必死に学習しています。それぞれの目標があってフランス語を向上しようとするその姿勢は、日本には見られなかった光景でした。中国人で、わたしよりも遅く始めたのにもうC1レベルにいて、焦りすら感じました。

 

フランス語学習歴、10年以上。

何をやって来たんだ自分。

 

ほおをパチンとひっぱたきました。

いま成長しなくてどうする。

日本にいれば「もう十分でしょ」と何度も言われ、呪いにかかるまいと思っていたけれどもう学習を始めて何年経ってるんだ。十分なんて言葉は欲しかった言葉じゃない。もっといけるはず。

ストラスブールには在外研修で初めてフランス語に触れる外務省の専門職の方だって1年間の滞在でC2取ろうとしてる。今の状態に満足してる自分格好悪くないか?

 

留学してから早半年。

どこまでいけるかやってみよう。そのためには今自分に必要な最小限のものだけを手に残そうと決意もしました。

 

2日間一緒にいた友達はもっと言語を伸ばせばよかったと後悔してました。でも人には人の伸び代があると思います。きっとその子も留学でうまく伸びなかったとしても、日本でいきなり言語ができるようになるかもしれない。それは本人次第でもあるのですが。

少なくとも、わたしの場合は日本でフランス語を伸ばすことは環境的にできないと思ってます。

だから今からの目標は、「当然でしょ」と言われない環境まで自分を到達させることです。きっとその先にたくさんのライバルが待ってる気がするんです。お互いに高め合おうと思う人たちが待ってる気がします。爪を丸く研いでしまうのではなく、鋭く、輝かしい爪をもった堂々たるライバルの面々の中にわたしも入りたい。

そこがわたしの未来の居場所だと確信しました。

 

そんな未来にたどりつくために、今を必死にもがいてしがみついていきます。泥臭いぐらいがわたしにはちょうどいいんです。熱湯かかってこいって感じなくらい、今ならどこへでもなんでも立ち向かえる気がします。

自分の居場所のために、自分のこれからの人生のために。これからの時間は無駄にしたくありません。邪魔もされたくないのです。

自分本位な決断できっと誰かを傷つけてしまうかもしれない。でもその分わたしも傷ついていることを、いつか理解してくれると嬉しいと思います。

いままでもだったけど、まさに今日からわたしは自分の未来のために生きます。

そのことに気づかされてくれた友達、そして応援してくれた人たちに感謝して前に行きます。

そしてどうか、日本で自分の能力を出しあぐねている人たちがいつか背中にある大きな翼に気がついて飛び立てるといいなと思います。

 

 

フランスのクリスマス

久々に更新します。

というのも、今日は本当にブログに書いておかなければ、という気持ちになったからです。

本当に素敵な二日間でした。

クリスマスイブとクリスマスをフランス人の友達の家で過ごすという夢のような体験をしました。 もうこんな経験もう一度留学しなければできない、そのくらい貴重な体験でした。

そしてなにより、この二日間はわたしにとってかけがえなのない思い出になりました。

招待してくれた友達のアリス、そしてそのお母さんに心から感謝します。

 

クリスマスイブ。友達と会うのは19時でした。

この時わたしは本当に緊張していて、なによりご馳走が出ることは間違いないと確信していたので極力ご飯を食べないようにしていました。

空腹と緊張で目がぐるぐるして、喜んでくれるかどうか不安だったチョコレートとアリスへのプレゼントをかかえてベンチに座って待っていましたが、アリスに会った瞬間そんな不安は消えました。いつものように、可愛い笑顔で迎えてくれました。

実はアリスの家に行くまで、泊まりなのか、何人家族なのか、何も聞かずに来てしまったので、家に着いた時は色々と驚きました。まずアリスはお母さんと二人暮らし。そして、フランス人の家に初お泊りでした。

アリスのお母さんは本当に寛容で、なにより包容力がありました。そしてご飯が美味しい。わたしが日本人だから醤油ベースのソースや、サーモン、デザートにいちご大福まで用意してくれていました。

どこの家もそうなのかわかりませんが、前菜、メイン、チーズ、デザートの合間にちょっとしたゲームをしました。頭を使うゲームで、そうすることで満たされたお腹を少し馴染ませるそうです。初めてやる対戦ボードパズルゲームばかりでわたしは負けてばかりでしたが、それもまた楽しかったです。

0:00、クリスマス当日。

チーズを食べている最中でしたが、互いに「Joyeux Noël !」(メリークリスマス)とハグとbise(フランスの挨拶、ほっぺにリップ音を鳴らす)を交わしました。

そしてプレゼント交換。

アリスが何人家族かわからなかったわたしは、チョコレートとアリス宛に小さな指輪を用意してました。これはクリスマスプレゼントではなく感謝の気持ちで用意したもので、まさかプレゼント交換があることは全く予期していなかったので買っておいて本当に良かったです。そしてなにより嬉しかったのは、アリスとそのお母さんからプレゼントをいただいたことです。アリスからは手作りのろうそく立て。お母さんからはオルゴール付きのマグカップ。まさか自分にもプレゼントが待っているなんて思いもしなかったので、胸がきゅっと締め付けられました。なぜだか泣きそうにもなりました。 

デザートは二人の手作りクッキーをいただき、少しゲームをして眠りにつきました。

 

次の日。

夜遅くに寝たので11時起床。

プレゼントのマグカップで紅茶を飲んでいると、「よかったらクッキー作っていったら?」といってくださり、なんとアリスと一緒にアルザスクッキーbredel を作ることに。なかなか型抜きが難しかったですが、本当に美味しくできました。誰かとお菓子を作るのが久々すぎて、もう感謝の言葉しか出ませんでした。

お昼ご飯は豪華なお肉。昨日のソースと一緒に食べると和風ステーキみたいになって本当に美味しかったです。

話してませんでしたが、ご飯中色々な話題について議論しました。宗教について。好きな歌手について。日本とフランスの文化の違いについて。恋愛観についてまで。たくさんたくさん話して、たくさんたくさん食べました。

そしてたくさんたくさん愛情をもらいました。

帰る時、本当に泣きそうになりました。電車の中でもらったプレゼント、一緒に作ったクッキーをかかえながら、胸がいっぱいで張り裂けそうでした。電車が出発すると、駅まで送ってくれたアリスが手を振ってくれていました。

ほんとうに素敵な友達に出会えて、留学してよかったと心から思いました。

ただ2日も誰かと一緒に過ごしたので、正直なところ激しいホームシックに襲われました。今こうしてバスに揺られながらブログを書いている最中も、両親の愛情が恋しくでたまりません。

でも今日から新しい旅の始まりです。

気持ちを切り替えて、楽しんでいきます。これからも素敵な出会いが待っていると信じて、いまは次の旅のために眠りたいと思います。

 

Joyeux Noël tout le monde

Et je vous souhaite une bonne année.

 

 

 

ストレスがピーク

Salut !

ただいまフランスは夜の3時。タイトルから御察しの通り、留学生活において最も難題である「ストレス」にぶち当たっております。

いや、今回は本当に冗談抜きで大ピンチです。

 

課題が多すぎる。

 

限界です。ただでさえフランス語が未熟故に人より倍時間がかかるのにこの量は異常です。明後日までにやることを詰め込みすぎました。もはやこれは死でしかない。

怠けてはいません。抜かりなくやってます。それでも終わらないんですよ。

一個一個丁寧にやりたい気持ちと迫り来る締め切りに焦り、動揺し、ストレスにかられとある癖がやめられなくなってます。どんな癖かは、ちょっと恥ずかしいので言えませんが、ストレスからくる癖とでも言っておきます。

 

おかげで睡眠時間と食生活も乱れています。

このままでは病気になってしまう…わかってはいても、課題をやらないとと自分を追い詰めてしまいます。ストレスですね、ほんとに。

どうしたらいいのやら…

先生に相談するべきなのか…課題を減らしてほしい、あるいは期日を遅らせてほしい。

まあ、一人先生でめちゃんこ厳しい方がいて、その人に交渉はできないのよね。成績、あげないよって言われるし。正直なところ、その人の課題を遅らせたいところなんですが、できなさそうですね。

 

個人的な話になってしまいすみません。

とにもかくにも、いまが一番辛いです。

課題もそうなのですが、なかなか努力が実を結ばないことも辛いです。

フランス語を必死にやって、自信を持って提出した作文はいつもバツだらけ。かなりメンタルにきます。ほんとうに。泣きそうになったりします。

諦めるなー!というわたしも頭にいるんですが、めげています。課題もあるのに、どうやってフランス語を勉強する時間を作るだ、と。

 

今回は明らかに履修を間違えました。

次の学期に面白そうな授業がなかったので、あえて詰め込んだのです。週8コマ。

でもこれは、よくなかったみたいです。

来期はそもそも興味のある授業がほとんどないので、少し緩めにして自分のストレスを軽減させてあげたいです…いまのままじゃ今のわたしが可愛そう。

最近よく連絡を取っているフランス人の友達にも心配されています。

 

わたしの性格が完璧主義なので、弱みを見せたくないんです。だからとくに人を頼ることを忘れてしまいがちです。自分でもよくわからないのですが、人に聞くことをためらう癖があります。自分はできると思い込ませて、自分に鞭打ちます。結果それが激しいストレスを生むとも知らず、もう限界だというとこまで来ないと鞭打ち続けてしまうんです。

 

誰かに一回休んでいいんだよと言われたい気分です。誰かではないですね、先生に!休んでいいんだよと言われたいです。

でないと、壊れます。

体重も増やしたいけど課題が多くて食事より課題を優先してしまう。悪循環。

生活リズムの乱れで体調を崩してしまわぬか不安です。

 

ひとまず今日のところは寝ます。

ここのとこ課題のせいで毎日頭が冴えてしまってなかなか寝付けないのですが、寝ないと次の日に支障をきたすので、ちゃんと寝ます。

 

明日起きたら誰か課題をやっておいてくれないかな…

 

 

やる気喪失の原因・治療および予防法

Salut !

このところブログをサボっている書き手です。

近況とそのまとめを書こうと思い、ふとここに戻ってきました。

 

留学中いつも頭に流れてくる曲があります。

それはかの有名な、

やる気スイッチきみのはどこにあるんだろ〜♪

です。

頻繁に流れます。流れるタイミングはいつも決まって同じ。

やる気がないとき。

でもやることは山積みなんです。勉強は勿論、掃除洗濯洗い物家事全般。

いやお前は主婦か、っていうかもしれませんがでも実際主婦みたいなことしてます。出費の計算をするためにレシートを取っていますが溜まるばかり。加えてもともと片付けをしようと思うまでにものすごい時間を要する人間なので、やらなかった分だけ本当に溜まって行きます笑 

 

だけど最近やる気の傾向がわかりました。

今一人だからこそ、自分と向き合っているからこそ、分析結果が出ました。

結論から言うと、

やる気は、あらゆることとつながっているんです。

もはやコンディションの問題です。

簡単に言えば、コンディションがいいときはお酒がいつもよりも多くのめるけど、悪いときは飲めない。そう言う感じなんです。

 

これまでに私は何回も留学中にやる気の喪失を体験しました。ブログにも何度か書いていますが。逆を言えば、やる気スイッチがonになる瞬間も何回も体験しました。そしてその傾向に特徴があることもわかったので、自分のためにもこの分析結果を残しておこうと思います。

これはあくまで一人暮らしをしている場合に限る話かもしれませんが、よかったらみてください。

 

 

まずやる気の喪失について。

やる気が無くなるのはなぜか。あくまで個人的ですが、3つあります。

 

①食べ過ぎ・飲み過ぎ

②必要以上の体力消費

③追い込みすぎ

 

そう、この3つの共通点は「〇〇しすぎ」です。

今回私がやる気を喪失した原因は、全てこれに該当しました。と言うのも木曜日にインターナショナルスチューデントのパーティに参加したのですが、ビュッフェ形式で食べすぎると言う、、、さらに、たくさんの人とコミュニケーションをとり、体力消費。おまけに消化器官もいつも以上に活発化していたので、相当エネルギーを消費したと思います。3つ目にあたる追い込みすぎは、どうしても美術の課題が思うようにならず、自分に追い討ちをかけていたのですが、これは本当に逆効果。周りに迷惑がかかるくらいイライラを生み出すだけでした。

なので3つ目の要因は言い換えるならばストレスですかね。実は他にもストレスを抱えてて、パーティで知り合った人たちからの連絡が途絶えず、自分でなぜ連絡を交換してしまったんだと後悔するぐらいでした。今はもう通知を切っているので、ストレスは軽減しましたが、、、個人的に一番嫌いな「何してるの?」「どこにいるの?」攻撃を3人の外人から受けたので、これで私のストレスの火山が噴火しましたよね。もう爆発ですよ、爆発。二度とそういう連絡しないでくれ、、、特に!締め切りに追われてるときは絶対やめてくれ!!!!

一期一会を大事にするタイプなので、ほんと、パーティとかで知り合った人とはまたいつか偶然あればいい程度です。よっぽど気の合う人以外とは。

 

 

一番気になるのは、どうやってやる気スイッチをonにすることではないでしょうか

答えは単純。

やる気が出るまでひたすら休む

これはあくまで私の場合です。

と言うのも、やる気が全く起きなかった私は土曜日12時間、日曜日11時間睡眠をとりました。色々な研究で寝溜めはできないなんてありますが、これは寝溜めではなく、充電です。エネルギーの使いすぎで電化製品がショートしてしまうように、人間もショートします。金曜日の私は完全にショートして爆発したので電池がゼロになったんです。そんな時にいくら勉強しようが、家事しようができっこないんです。1パーセントしかないスマートフォンで動画見ようとしたらすぐ0パーセントになるのと同じです。

やる気がないからやらないのではなく、やる気がないからやれないんです。I can'tなんです。

これ本当に最近わかったこと。

おかげで、日曜のお昼から無事にもとの私に戻りました。

 

ここで注意!!

もとに戻ってからが本当に勝負です。やる気スイッチはいわゆるマリオカートのスタート前にどれだけエンジンをかけなさすぎず、かつかけすぎずできるかが大事なのと同じように、加減が必要です!!

そこで、まずは溜まってしまったものを整理するために、やることリストを作りましょう。そうしてようやく一からスタートを切ることができます。一つずつやることが終わっていく快感、つまり達成感を覚えることで、それを持続させようとするんです。

別に私は脳科学者でも何でもありませんが、脳みそをだます事で色々なことが上手く片付くと思います。

 

以上が私の分析結果です。

ここでもしかすると、イベントとかに参加しないほうがいいのか?なんて思うかもしれませんが、そんなことはないと思います。むしろ、エネルギーが消費してしまうのは自然現象ですし、何よりパーティ以外でも上記のいずれかに該当する何らかのアクシデントが起こればやる気が無くなることは間違いないので。

特にストレスですかね。留学中にハプニングはつきものですので。精神がえぐられるようなことはおこるでしょう。

正直今のところやる気消失への予防方法がまだ見つかっていないのですが、、、あまり溜め込みすぎないことでしょうか。

今日できることを明日に回していけば、その分だけやることもストレスも溜まると思いますし、できるだけのことは、今日で終わらしたほうが、未来の自分のためになると思います。私の性格はよく溜め込みすぎることなので、上手く自分のメンタルをコントロールしたいです。

 

やる気があるといいこともついでに書きたいと思います。

課題が終わるというのもありますし、勉強が捗って例えば私ならフランス語力が上がるなんてこともあります。それに、掃除をしようと思うので部屋もきれいさっぱり。さらにさらに、食欲も湧いてくるので料理をしようと思います。自炊生活が再開するので、経済面でもプラスですね。

 

やる気がなくなってしまうと本当にクズニートダメ人間になる私なので、なるべく自分のことを理解した今から、将来の自分のために努力を惜しまないようにします。

つまりですね、分析結果と言う名の反省文でした、今日のブログは笑

個人のブログなので私のための分析結果ですが、もし誰かの役に立つことがあったら嬉しいなあ。なんて。

 

それではまた。

明日こそ保健センターで体重計に乗りたい(太った気がするから)

太ってたら明日から野菜多め生活にしよう。

結局わたしは《une petite japonaise》

Salut !

長いことブログを更新できていませんでした。

だいぶ日々のルーティンができてきて、ブログに書くことあるはずなのに寝てしまうことが多かったのですが。今日は書かなければならないと思ったことがあったので、記しておきます。

 

タイトルのUne petite japonaise

直訳すれば「小さな日本人」という意味ですが、ここではちょっと皮肉っぽくいってます。

所詮わたしは日本人だということを、とある経験で今日再確認し、痛感しました。

 

授業の帰り道。

新しくできたクウェートから来た友達とわかれ、大学内を一人、夕飯のことを考えながら歩いていました。ちなみに今日の夕飯はトマトソースベースの豚肉と野菜(パプリカ、玉ねぎ、キャベツ)チーズ煮込みとパンでした。名前が長いね笑 

帰りに美味しバゲットと野菜を買って帰ろうと思っていたら、二人のフランス人に呼び止められました。

 

「すみません、アンケートを取っているんですがお時間よろしいですか?」

 

いつもならそそくさとその場を去るのですが、大学内ということもあり、安全なアンケートな予感がしたので足を止めました。

質問の内容は、ストラスブールのクリスマスマーケットなど、大きなイベントにおけるヨーロッパのセキュリティについてどう思うかというものでした。最近アメリカのあちこち、さらにはフランスのマルセイユでもテロがおき、もっと言えばフランスの厳重警戒レベルが解除されたこともあってのタイムリーな内容だったので、自分が思っていることを、日本のセキュリティと比べながら話しました。

すると、一人の女性が近づいてきました。

 

「すみません、今あなた方の話を耳にして是非お話しに参加したいんですけど混ざってもいいですか?」

 

そう言いました。

それに対して二人のインタビュアーはこう答えました。

 

「いまこっちの人にインタビューしてるから充分だわ」

それにあなた、この話の当事者じゃない

 

2人目のインタビュアーの発言に、ああこれはまずい。と思いました。

そうなんです。近寄ってきた女性はスカーフをしていたムスリム人だったのです。

その後のセリフはもっとひどかった。あんまり覚えてないんですけど、テロが起きているのはムスリムのせいだ、とか、あなたたちがこんなことしなければ私たちは怯えずにすむのよ、とか。二人のインタビュアーは絶えず一人のムスリム系の女性を咎め続けました。決してその人のせいではないし、宗教のせいでもないのに。わたしはただ心の中で思いながらじっと黙って見ていました。

 

「もういいわ。こんな思いさせられるなんて思ってもみなかったわ」

 

そう言い残して、スカーフを巻いた女性は去って行きました。去った後も目の前にいる二人は女性の去って行った方向を見つめながらぶつくさ言っていました。ああ、こうやって生まれた差別が、悲惨な出来事を生んでしまうんだ。そう冷静に分析しつつも、口論だけで争いが治ったことに安堵している自分がいました。

目の前にいる女性がアンケート調査票か何かを見て、「もう十分よ、ありがとう」

そう言って、私たちは別れました。

 

すると、また別ののフランス人に呼び止められました

 

「あの女性は演者だよー!」

 

これを聞いた私。

言ってる意味がわからない。聞き取り間違えた?いやでも演者って言ってたけどなんで?

ふと後ろを振り返ると、先程いがみ合っていた3人が肩を揃えて笑ってました。

 

そうなんです。実はこれ、ストラスブールの治安についてなんて小さなアンケートではなく、人間性を試すアンケートだったんです。

思わず自分に対してmerdes!!と声が漏れてしまいました。(日本語のくそっ、と同じ意味)

お題はきっとこんな感じ。

「もし差別主義者を目の前にしたら、あなたはどういう行動をとるか」

ですかね。

 

やられました。

だからタイトル通り、私はただのpetite japonaise だったんです。

実はこの手のアンケート、日本の大学のとある授業でVTRとしてみていました。ある人は人種差別する人に対して怒り、ある人は黙って見過ごし、ある人は差別主義者に手まで出そうとする始末。

どこの国から来たのか、どういう背景を持った人なのか、どういう宗教を信仰していてどのような環境で育ったのか。それによって対応がまったく違いました。

まさか自分がこのアンケートの対象になるとは。そして全くもって、完璧と言っていいほど、私は典型的日本人でしかなかったということが明白になってしまいました。

 

沈黙という行為は、果たして平和を生むのだろうか。見過ごせない場面で沈黙を保つということは、その行為を認めることと同様なのではないだろうか。それはとどのつまり、わたしは人種差別を認めたことになるのではないか。

黙って見過ごすことは簡単だとおもう。でもそれは事を穏便に済ます一手段で、実に自己中心的な考えでもある。事を穏便に済ませるのは一体なんのためか?それはどう考えても、自分が巻き込まれたくないからだ。現にわたしはムスリム女性が立ち去ったことに安堵してしまったから、否定できない。知らず知らずのうちに加害者になっているというのはまさにこの事。

頭でわかっていても、なかなか行動に移すのは難しい。でもきっと、思っている事、だめなことをきちんと言葉にするのは、誰にでもできることじゃないからこそするべきなんだと思う。

 

この一連がアンケートだったことに気がついたわたしは、気がつけば泣いてしまっていた。

なんの涙なのか。自分が典型的な日本人として振舞ってしまって恥ずかしかったからなのか。知らずに加害者となってしまったことへの後悔なのか。はたまた単に驚いてしまったからなのか。

とにもかくにも、その場にいたみんなからハグされました笑

わたしが典型的な日本人だった、とその場にいたフランス人に伝えると、スカーフの女性はこう言ってくれました。

 

「それがわかったなら、きっと次はわたしを守れるはずよ」

 

そういってまたぎゅっとハグしてくれました。

 

その場にいた人が、日本人はみんなわたしと同じ反応だったといっていました。

私たち日本人はなにか起きそうになると、まず先に盾を出します。しかしときに矛を突き出すことも必要だと思います。その矛は、誰かを守るためにあるんだと思います。誰かを傷つけるためだと思いがちの私たちは、発想を少し変えるべきなのではないでしょうか。盾で自分を守っているだけではだめな気がします。

もっと視野を広く。大きな課題です。

日本では味わえなかったこと、ここでたくさん経験していると帰り道しみじみ思いました。

 

どうか、人を守るために矛を突き出す勇気をください。