南京虫の被害とその後。
Salut!
2日ぶりのブログ更新。
更新できなかった理由、それはやっぱり南京虫のせいです。
変えた部屋から南京虫が出た次の日、私は元いた部屋に移動しました。
その時はもう出ない、そう思っていました。
しかし、また出てしまったのです。
夜中、母と一緒に電話をしながら銀行口座を開いたことを話し、書類を取り出そうとリュックに手をかけると、小さな虫が。
一気に血の気が引いて、捕まえて潰すと赤い血が。
またヤツです。
元いた部屋にもいたのか。そんな馬鹿な。
いや、もしかするとついてきたヤツがいたのかも。
また自問自答を始めてしまい、とても怖くなりました。
しかし、ここで前とは違うことが。
ヤツを倒す武器を私は持っていたのです。
「A-PAR」
シラミ類の害虫対策専用の殺虫剤です。
きっと、今ならまだ間に合う。いるかどうかわからないけど、今から数が増える前に徹底的に殺さなければ私はいつまでたっても安心して寝ることなんてできない。そう思って、速攻で害虫駆除を実行することに決めました。
さて使用方法ですが、この「A-PAR」はスプレー式の害虫駆除です。15ユーロといい値段ですが、自分の身を守るためには必要経費です。
このスプレーをまずベッドにかけます。マットレス、木組み、ベッドの後ろ、とにかくヤツがいそうな暗いところと木の割れ目にたくさん振りかけます。そして念のため洋服にかけます。そして玄関と窓際。窓際がとにかく機のひび割れがひどいのでかけました。そして案の定、一匹うろうろしてるヤツがいました。うーん、元々いたのかそれとも連れてきたのかはわかりませんが、とにかく殺します。
このスプレーを使って面白いことが。シラミ対策とは書いていますが、他の虫もバタバタと死んでいきます。何が履いているのかと思えば、虫の嫌いな菊の花の匂い?でしょうか。おそらくそんなようなものが使われているようです。
一通りスプレーをかけ終わり、ここで覚悟しなければいけないことが。
スプレーをかけた箇所は12時間触ることはできません。
スプレーをかけた時間は20時。
つまり、次の日の8時までベッドで寝られないということでした。
その日は椅子の上で寝ることに。しかし、あまりの怖さで寝られず、いろんな人に電話をかけました。まずは日本で入った海外保険会社にこれからどうすれば良いのか、相談を聞いてもらいました。次は大学の後輩。情けないですがLINEをたまたましていたので話を聞いてもらいました。
そして最後はサークルの友人。私が夜遅くまで起きていたというのもあり、日本はすでに朝。それにしてもみんな早起き。彼女に電話したのは本当に大正解でした。
害虫ももちろん怖かったのですが、フランス人の冷たい対応に正直ショックを受け、誰も味方がいない状況に孤独を感じていました。電話をした友人はひたすら私に自己肯定するよう促してくれました。これがまさに欲しかったんだと思います。
大泣きしながら彼女と話すうちに冷静になり、何をすべきかがようやく見えました。
2時間の睡眠。
9/1になりました。
管理人にまたヤツが出たことがを知らせ、再び洗濯しました。2回目になると慣れたものです。一度で全ての服を持って、洗濯、それをしている最中にものを片付けようと思いました。部屋に戻ろうとする最中に再び掃除の婦人と男性に会いました。また害虫が出たことを伝えると、直接部屋に来て確認してもらいました。
「いないよ」
二人はそう言ってくれました。
まだ信用できなかったのですが、とにかく巣はない。
ならあとは、今晩刺れなければ、終わり。
また寝られない夜の始まりです。
ヤツらの活動時間は夜の2時〜3時。ベッドで寝てみてその時間に起き、刺された跡と、かゆみ、ヤツらの糞である黒いシミがなければ殲滅完了。
結果、ありませんでした!!!!
私の勝利です。おそらく。
もし元々私の部屋に虫がいなかったのならば、卵などはないと考えられます。
正直、まだ不安です。
でもひとまず安心していいでしょう。
今日はようやくゆっくりベッドで寝られます。
実は今日イケアに行って来ました。
本当は布団を買う予定だったのですが売り切れ。しかしタオルやら風呂場の足マット、さらに透明の仕切り箱!
これは次南京虫が来た時の対策です。
ベッドが木組みなので、ベッドの下にある引き出しに直で洋服を入れています。しかしこの一件で、なるべく洋服を守るために、プラスチックの箱に入れてしまおうと思いました。これがなかなかいいアイデア。ベッドの下にぴったりで、かつ綺麗にしまうことができるので、整理整頓に最適です。仕切りの値段は大きいのが2ユーロ、小さいのが0.5ユーロ。なかなか安いです。
お布団は来週の水曜に入荷するらしいので(信頼できませんが)その時にまた買おうと思います。
明日はいよいよストラスブールのpetite France(プチットゥフランス)へ。
楽しみです