せきらら留学生活日記

留学先・フランスでの様子と夢の美大生ライフを綴ります。

部屋の交換、交渉成功!!!!

Salut!

遂にやりました!!!!今まで不満だらけだったお部屋、変えることに成功しました!!!!

キッチンの近くでちょっと騒がしくなりそうですが、逆に考えれば、お料理しやすくなりました♡ 最高に嬉しい。

さてどうやって交渉したのか、ご説明します。

 

そもそも、フランスでは一度決まったことを覆すのが非常に難しい国です。日本みたいに何かトラブルがあればすぐ対応する、そんな国ではありません。だからこそ、今日の交渉が本当に怖かったです。

まず朝、レセプションに行こうとした時、見えたのは長い行列。そうなんです。

今日から寮に入る外国人たちが朝早くから並んで受付を待っていたのです。

もうこの時点で豆腐メンタル。こういう状況で例外的な措置を取ってくれないことがほぼ80パー確実だな、と思っていました。私が行くのはお昼。果たして列が落ち着いているのか。

授業後、まだ列はありました…でも辛抱強く並んで待ちました。途中で私を抜かした背の高い男子、ほんと許さん。でも正直一人抜かしたところでそれほど早さは変わりません。

私の番が来た時、

「部屋にトラブルがあって鍵を交換したい」

それを行った瞬間

 

「隣で聞いて」

 

早速回されました。やな予感です。

隣のレセプションで同じことを聞きます。

 

「私にその権利はないわ。あっちの奥の受付で聞いて」

 

2回目のたらい回し。あーもうどうしよう。

この時点で既にやめようかと思いました。しかし、1年住む自分の部屋です。折れるわけにはいきません。また長い列に並び、受付へ。

 

「斜め前にいる髪の短い方に聞いて。語学研修に参加してる人たちの鍵についてはわからないの」

 

またまた、またです。しかたなく行って聞きました。

 

「私には鍵を交換する権利はないわ。そのままいればいいじゃない」

 

ああ、そんなばかな。

ひたすら

「je comprends bien,maisわかってしますが」、「s'il vous plaît お願いします」

この2つのセリフを繰り返し繰り返し言いました。彼女もいらいらしたのか、なかなか聞いてくれません。

最終的にどっちが折れたのかというと……

レセプションの人です!!

 

「va chez la directrice ディレクターのとこに行きなさい」

 

これです。これを待っていたんです。

もしフランスで何かあって交渉しなければならない時、必ずトップの人と巡り合う必要があります。後々これが非常に大事になるんです。

 

こうしてようやくdirectriceに会い、わけを話そうとした瞬間、ボロボロと涙が出てしまいました……この文面だけでは伝わらないかもしれませんが、本当にフランスの交渉は辛いんです。たらい回しにされ、挙げ句の果てに「Non, je ne peux pas だめです。私にはできません」と否定され続けることなんて、日本でそう滅多に遭遇しないことです。ほんとにつらかった。

でもおかげで、directriceは親身になって聞いてくださいました。(ティッシュまでくれて笑)

 

そして、無事、満足のいく部屋を手に入れることができました!!!

 

おまけにdirectrice は住宅の支払いの手続きを手伝ってくれました。まだ住宅保険入ってないのに笑

こんな感じでトップの人を味方につけると、あっという間に手続きが進みます。特例だって出来ます。

さらに、もし何か言われたり、聞かれたりしても、これからはdirectriceがオーケーしてくれたといえばそれで全て許可が出る。最高です。

Mme Clain(スペルあってるかなぁ), merci beaucoup.

 

もし何か変えたい時、譲れない時、たらい回しにされても、根気よく立ち向かうことです。

今日はそれをほんとに学びました。

ジブリ映画「千と千尋の神隠し」で、千尋が湯婆婆(あってるかな?)に何を言われても「ここで働かせてください!」と言っていたように、言い続けることです。泣いたっていいです。むしろ泣いたら可哀想に思ってくれるかも笑

 

そんなわけで、お昼まで抜かしてやった甲斐があったこの交渉。明日には今いる部屋を出ようと思います。

今日は大きいハプニングだったので、ぷちはぷにんぐはなしでーす

それではまた明日、à demain♡