せきらら留学生活日記

留学先・フランスでの様子と夢の美大生ライフを綴ります。

夜のヨーロッパ

Salut!

今日は一体何をしたのかというと、まず授業。いつも通り。そして銀行の口座、これは予約をしただけ。

そして、夜のお散歩。

そうです。危険なことをしてみました。目的は大聖堂のプロジェクションマッピング

だったのですが。

怖くなって帰りました。

色々経緯を話します。

 

まず、夜のヨーロッパはほんとに美しいです。ずっとお散歩したいくらいですが、トラムでさえ人の様子がお昼と異なります。

いかにもアラブ系の人、徘徊する老人、ガラの悪そうな若者たち。すでにここでこわいです。

一応伝えますが、一人でお散歩ではなく、友達になったフランス語が堪能なアメリカ人とお散歩しました。

大聖堂に着きました。

ものすごい人、そして、警察の車が一台。ちょっと足りないんじゃないの?!と思ってしまいました笑 そしてプロジェクションマッピングが始まっているところへ。少し警戒しながら。私が最初に警戒していたのは観光客を狙った盗み。でも、その警戒は別のベクトルへある瞬間移りました。

パンパン

パンパン

パンパン

3つの違う、手を鳴らす音。

その瞬間、犬と一緒に盲目の男性と付き添いの人がスペクタクルを見ている観衆の中へ突き進んでいったのです。瞬く間に警察も来ました。

私も何か危険を察知しました。

その瞬間、正直ショーを見ているどころではなく、ずっと彼女の腕にしがみつき、「帰りたい、怖い」そう言いました。友達はとても優しかったので、「いいよ、私も危ない気がする」といってくれました。

その後の私の警戒心はマックス。

車が通るたびに、突っ込んでこないか。爆発しないか。なんて想像して、歩くスピードを遅くしたら早くしたり。そんな私を案じてか、ずっとそのスピードに彼女も合わせてくれました。

ほんとに、ほんとに怖かったんです。

怖いなら行くなという話ですが、明らかにあの手を鳴らす音は何かの合図だったと思います。あれが、もし、銃だったら、なんて思うと、ゾッとしますが。とにかく、無事に家まで帰れました。

「次はお昼に行こう」

友達がそういってくれたので、少し安心できました。というのもそのスペクタクルを見に行こうといった言い出しっぺは私だったので笑 スペクタクルはお昼にやっていませんが、観光するだけなら、お昼の方が正直落ち着きます。最近あった事件を思い起こせばなんとも言えませんが、そうおもいます。

 

でも夜のヨーロッパはほんとに美しいです。

こんな素敵な夜を壊すなんて、ひどい、そういう風にも思いました。

美しくも恐ろしいヨーロッパの夜。

今日がたまたまそういう日だったのかもしれない。でも、これからは警戒心とともに、この街を愛していきたいです。

 

ぷちはぷにんぐ

これぷちかな?またもやホームシックに。原因がよくわからないけど、でもなんとなく、単に昨日のことを引きずってるだけな気が笑

今日夜、アメリカ人の友達と色々話したら忘れてました。

友達って、すごくいい心のお薬だと思う